それを継続、持続、発展させていくことは難しい。
東京都町田市の「りす園」は、障害のある子供たちに
雇用の場が欲しい、という親御さんたちの願いに、
町田市が応えて整備され、開園に至ったのだそうで、
もう30年以上、立派に運営されています。
動物の確保や飼育、そこで働くスタッフへの教育と研修、
環境の整備と保全など・・・、労苦の多い経営に違いありませんが、
当初の発想と理念を貫きながら、長い期間に亘って
お客様たちから愛される園として続いているのはスゴイと思います。
実は作曲することにおいても、ちょっとした短いフレーズなどを
魅力的に作ることは出来ても、そのモティーフに様々な変化を加えながら、
一つの楽想として持続し、発展させていくことは難しいです。
私が大学時代に習っていた作曲家の先生も、「持続が一番難しい。」
と、仰っていましたし、私も年を取るにつれて、
そのことの意味を徐々に重く感じるようになってきたようです。
そして一流の作曲家たちは、総じて「持続の力」を最大限に
利用していることも、だんだん感得するようになってきました。
あとは、自分が実際の作曲の中で何処まで実践できるか・・・ですね。
【日記の最新記事】